ドローンを使った高解像度オルソモザイク写真の作り方。Photoscanの使い方

固定翼・マルチコプタタイプなどのドローンを使って高解像度の航空写真(オルソモザイク)写真を作成することができます。

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ドローンによる航空写真の撮影

撮影範囲を決め、自動航行による撮影を行います。ArduPilotDJI Phantom3/Inspire1などの機体を使用できます。

カメラを真下に向けて合成のため70%以上のオーバーラップするように撮影します。高度が低いほど解像度が高くなりますが、マッピングに必要な写真の枚数が多くなります。
必要な写真の解像度に合わせて高度を設定します。

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DJI Phantom3/Inspire1を使った自動航行のアプリは様々なものがあり日々進化しています。AirPawanaからPhotoscanプロフェッショナルを購入されましたらアプリごとの特徴と使用方法を書いた小冊子が付属いたします。

シャッタースピードはできるだけ早くなるよう、カメラのNDフィルタは外します。

PhotoScanによる合成

PhotoScanProfessionalを使うことで位置情報付きのオルソモザイク写真が作成できます。

写真の追加

“WorkFlow” -> “AddPhotos”から撮影した写真をすべて選択して読み込みます。
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写真の整列

“WorkFlow” -> “AlignPhots”から写真の特徴点から写真を合成します
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精度を選択して”OK”をクリックします。高精度にするほど時間がかかります。
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ポイントクラウドデータの作成

写真からポイントクラウドデータを作成します。3Dのポイントクラウドデータが作成されます
“WorkFlow” -> “buildDenseCloud”を選択します。
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精度を選択してOKをクリックします。高い精度にするほど時間がかかります。
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メッシュの作成

“WorkFlow” -> “build mesh”からメッシュを作成します。3Dモデルのメッシュが作成されます。
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テキスチャの作成

3Dモデルのテキスチャを作成します。
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オルソモザイク写真の出力

“File” -> “Export Orthophoto”からオルソモザイク写真を出力します。位置情報付きのGEOTIFFとして書き出しができるため、様々なGISソフトウェアで開いて使用できます。

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3Dモデルの出力

“File” -> “Export Model”から3Dモデルが出力できます。3Dプリンタに出力するためのSTLや3Dソフト向けの様々な形式が選択できます。
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オルソモザイク写真作成サービス

ドローンから撮影された写真を元にオルソモザイク写真、3Dモデルデータなどを作成いたします。
お気軽にお問い合わせください。info@pawana.jp

PhotoScanのお問い合わせ・ご購入

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購入・導入のサポートをいたします。お気軽にお問い合わせください。info@pawana.jp
オルソモザイク写真の出力にはプロフェッショナル版が必要です。

Photoscanプロフェッショナル : ¥498,980
Photoscanスタンダード : ¥29,800

機能 Photoscanプロフェッショナル Photoscanスタンダード
写真測量
ポイントクラウドデータの作成と編集
3Dモデルの作成とテキスチャ生成
球状のパノラマ合成
魚眼カメラサポート
球状、円筒型のカメラサポート
ポイントクラウドのカテゴライズ
DEM:ジオリファレンス付のDSM/DTM出力
オルソモザイクのつなぎ目編集
距離・面積・容量の計測
地上コントロールポイントサポート
ターゲットの自動認識
マルチスペクトラム画像処理
NDVIまたは他の植生計測
断層的なタイルモデルを生成
ダイナミックシーンの4Dモデリング
Pythonによるスクリプティング
ネットワークプロセッシング
OS: Windows, Mac OS X, Debian/Ubuntuサポート